イアマ速報

イアマ速報跡地:http://iamasokuho.gifu.jp/

InternetArchive : https://web.archive.org/web/20161116104015/http://iamasokuho.gifu.jp//

時期

2015年6月-7月

背景/気づき

  • 私が2015年-2017年で通っていた 岐阜県立 情報科学芸術大学院大学 は、入学前だった2014年当時、インターネットで検索しても情報がほとんどなく、謎に包まれすぎていた。IAMASオフィシャルの情報以外はmixiの情報くらいしかなかった。
  • 2012年-2015年ごろ、インターネット掲示板「2ちゃんねる」の情報をまとめた、いわゆる「まとめブログ」というものが無数に存在しており、それらのタイトルは「◯◯速報」というタイトルが非常に多かった。
  • 2015年ごろのインターネットでは、「バイラルメディア」と呼ばれる、拡散されることに異様にフォーカスしたメディアが大流行しており、異様にアフィリエイトバナーが貼られているものや徹底的にポジショントークに寄ったものなど、インターネットにおけるメディアが資本主義とポピュリズムに大きく振り回されている傾向が見て取れた。
  • さのかずやは小学生〜中学生時代、インターネットで一時代を築いた「テキストサイト」のカルチャーに強い影響を受けており、特に面白くもない、ただみんなが腹を立てたり共感を生んで対立を深めるだけのコンテンツがバズりまくっていることに、強い憤りを感じていた。

仮説

  • IAMASのことを知りたい人がもっとIAMASのことを知れるように、学生目線で発信する情報が必要だ!
  • どうせ誰も知らない学校なのだから、できるだけ狂った表現でエッジを立てる必要がある!
  • 「頭おかしいけどまじめ」な記事を沢山の人に伝えることができれば、まとめブログ界隈のポジショントークにも一石を投じられるのでは!

アイデア

イアマ速報 – IAMASokuho –

イアマ速報は「イアマスの学生目線の情報を伝えるメディア」であり、 「『イアマ速報』というメディアの更新を、イア子とマス男という架空のキャラが行う、という様子を見せるメタメディア」 である。

「イア子」と「マス男」という架空のIAMAS生キャラクターを立て、2人が学生目線で勝手にIAMASを宣伝する、という体のWebサイトを制作。
できるだけラジカルに制作し、できるだけラジカルな発信を行う。

設定や意志の詳細はこちら
https://github.com/shma/iamasokuho/blob/master/OBOEGAKI.md

使用したメディア

制作

  • 同期のShunya Matsuno氏 @_shma_ とともに制作した。

  • 初日はダミーブログからリンクするネタを作成。(2015年当時こういうのがちょっと流行ってたんです)

  • IAMAS OPENHOUSE 2015 までの30日間、1日も休まず毎日3,000字程度の記事を更新した。

  • Twitterも期間中〜終了後も、イア子とマス男のアカウントで自作自演の会話を行い、あたかも複数の人格が存在しているかのように運営を行った。

  • なお運営は、イア子とマス男の中の人の卒業により終了しているが、すべてのソースはgithub(https://github.com/shma/iamasokuho)に格納されており、運営の意識やノウハウについてもgithub内に記録しているため、謎のやる気を持った何者かが発生すればいつでも再開できるようになっている。

結果

[ Make Value ] 

平均して1日100以上のアクセスがあり、IAMASを以前より多くの人に知らしめることができた。また特にIAMAS関係者(卒業生やその周辺)に話題になることにより、IAMAS教員と事務局が現状の広報活動に課題を感じ、広報において新たな施策をいくつか始めるようになった。

[ Make Capital ]

2015年時点でのIAMASの情報がアーカイブされ、(現在はgifhub上ではあるが)誰でも閲覧可能な形として残され、公開されている。これは20年の歴史しかないが、学生が2年で常に入れ替わり続けるIAMASにとっての資産になりうるものであるといえる。

[ Make Culture ]

上述のように学生が入れ替わり続け、学校の文化が形成されにくい環境である中でも、先人の取り組みを含めて現在の瞬間に活かすことにより、ある意味でのIAMASの文化を対外的に発信し、学内においても文化を形成するための共通認識を持つための1つの指標になった。

アーカイブ

https://github.com/shma/iamasokuho

もしいつか蘇らせたい人がいたら、いつでもご自由に新たな形で蘇らせてください