オホーツク島

時期

2016年9月〜進行中

背景

  • 埼玉県と東京都と神奈川県を足したよりも広い地域に、わずか30万人ほどが暮らす、北海道オホーツク海側地域。この地域に位置し、私の故郷である北海道遠軽町は、年収が300万円以下の世帯が半数を越えており、地域単位で見た大学進学率も都道府県全国ワーストの沖縄よりも低い(オホーツク地域:36.9%沖縄県:39.2%/いずれも2014年)。
  • 大卒者がなれる仕事は公務員と医療関係以外にほとんどなく、娯楽も非常に少ない。人口30万人以上の都市圏(旭川/釧路)まではほとんどの場所で車で2時間ほどかかり、札幌からも車で4時間ほど離れている。目立った観光資源や文化資源もなく、離島を除けば、日本でも類を見ない、問題が山積した地域である。
  • 地域出身者としては非常に稀な、大学を卒業して上場企業に入社した経験のある人間として、故郷にできることは何か考え、東京で遠軽町を宣伝するイベントを開催するなど取り組みを重ねていた。そうした取り組みを通して、地域在住者、あるいは地域出身者の中に、わずかながら、全国でも類を見ないような取り組みを行っている人々、都市でも評価されうるようなクリエイティブな取り組みを行っている人々が存在し、活動を積み重ねていることを知った。

アイデア

インターネット地域メディア「オホーツク島」

「オホーツク島」は、北海道オホーツク海側地域にまつわる新しい活動を、うながし、つくり、つたえていく、ウェブメディアです。

このメディアを通じて、クリエイティブな人々が地域に関連して存在することを可視化し、北海道オホーツク海側地域にまつわるクリエイティブな人々によるコミュニティを形成する。そして各々の活動を活性化させていくことにより、どこに住んでいるかとは関係なく、地域から新たな取り組みを生み出していくことを目指す。

使用したメディア

Webサイト(tumblr)、SNS(Twitter, facebook, Instagram)、文章、写真、グラフィック、イベントなど

実施・制作内容

  • ウェブサイトを構想
  • ウェブサイトを制作(Webコーディング)
  • 取材を実施
  • 取材をもとに文章を制作
  • 写真を撮影
  • SNS(Twitter/facebook/Instagram)を運営
  • イベントを開催・運営
  • 一連の取り組みが他人の手によって回っていく仕組みづくり

結果

[ Make Value ]

情報の流通によって人と人の交流や活動がより活性化し、新しい行動が起こせる土壌が形成され、実際に新しい行動が少しずつ起こるようになってきた。

[ Make Capital ]

これまで点在していたオホーツクの活動家たちの間に緩やかな関係ができてくることにより、何かを相談することができるような関係値≒社会関係資本が生まれ、情報の流通や新たな活動の発生がさらに活発になり始めている。

[ Make Culture ]

インターネットを通じて、またインターネットから派生したオフラインの関係を通じて、「オホーツク」という記号に集まる人々、という新しい文化圏を形成し、地域の新しい文化を形作りはじめている。